
アウタープラッターを取り外す。 ( Remove Outer Platter. Do not bend nor put too much pressure )
なお、このアウタープラッターはすでにどこにも無いです! 絶対に変形させないようにしてください!
インナープラッターを外す。 ( Remove Innner platter, you might better to remove 3 screws as Thorens Maintenance Manual described. ) そうそう! 本当はインナープラッターを外すときは、スピンドルと プラッターを留めている3本のネジを外すのが正しい外し方ですよ! 慣れてない人は、絶対に私のようなやり方はしないこと!
( Inner Platter should NOT remove as I did here. Remove center 3 screws what you see on the spindle )
アイドラー押さえを外す。 ( Remove idler wheel holder pin ) 必ず、マイナスの1番手など、規格に合ったドライバーを使用してください。 ネジの換えは無いと思ってください。なお、TD124(Mk2でないもの)は、 ここの構造が異なります。アイドラーそのものは、Mk2用のものが使えます。 ( Idler wheel replacement would be available, if your Serial is NOT 1000 - 12000 ) TD124は金具で留めている構造なので、アイドラースピンドルを壊さないよう に、細心の注意を持って取り外したりしてください。
( Do not hurt idler spindle, be careful. )
アイドラーを上のほうに抜いたところ。 ( This picture shows idler spindle. ) アイドラーのスピンドルは、給油ポイントです。ミシンオイルでかまいません。 トーレンスの指定は、SAE20の無添加オイルです。 ( Give one drop of SAE20 moter oil on the idler spindle )
ベルトを外したところ。
( Move Belt holder and remove belt from fly wheel ) ベルト止め(中央のホィール左上のネジで留めてある長方形の金属板)を外し、 ホィールが外せるようにします。 なお、スピードコントロールでスピードが調整できない場合は、この見えている 磁石を移動させて調節することになります。 ( You might need to move magnet if speed control does not work properly )
ホィールを外したところ ( This picture shows fly wheel has been removed. You see the fly wheel spindle femail hole ) 上に持ち上げれば、ホィールは簡単に外れます。 なお、Mk2とオリジナルはここも構造が若干異なります。 それでも、オイルを落とすポイントはほとんど同じです。 オリジナルは、フライホィールの頂点にも一滴落とす必要があります。 ( Mk 1 need one more Moter oil drop onto fly wheel bearing ) このホィールスピンドルの入っている穴に、ミシンオイルか、SAE10くらいの オイルを注油してください。なお、こぼれるくらいで結構です。 ホィールスピンドル穴の周りにある可動金属板は、スピードコントロールです。 ここと、左側のスピードコントロールつまみが繋がっています。 ( Put sufficient SAE10 Moter oil into fly wheel spindle hole ) この可動金属板の根元のフェルトにもミシンオイルか、SAE10で注油してください。 金属板の下側に少し注油するのも問題ありません。ただし、垂れない程度にして ください。
( Give sufficient SAE10 Moter oil to felt )
モータースピンドル プーリー ( Remove moter pulley by loose 2 screws what fix to moter spindle. They are on the waist of pully at opposite side. )
조립시 풀리와 모타축끝을 0.4mm로 하여 검정스크루를 먼저 조이고, 하얀스크루를 다음에 조인다.
プーリーを取り外します。中央に留めているネジが見えますか? 反対側にもネジがあります。外すには二箇所とも緩めなければなりません。 締めるときには、同じ程度のトルクで締める様にしてください。 使用するのは、マイナスの1番手です。先の細いものを使用してください。 なお、大きな方が50Hzで小さな方が60Hzですので、50Hzの場合は写真 のように、大きい方を下にしてください。
プーリーを取り外したところです。 ( Give one drop of SAE10 Moter oil around motor spindle )
このプーリーの下にあるモータースピンドル軸の周りに、オイル受けがあります。 ここにも、あふれない程度に注油してください。ここもミシンオイルか、SAE10程度 の無添加のモーターオイルが適当です。
モーターです。 ( Do you see Oil injection hole on Moter? Most of Mk 1 do not have this hole. ) ( Put some SAE10 oil from this hole smoothly to the moter bottom. If you have old Moter, You need to put oil from 4 bottom holes what you see in this picture. ) 中央に注油穴が見えますか? ここからモータースピンドル底部のハトメてあるお皿に ミシンオイルか、SAE10程度の無添加のモーターオイルを 流し込んでください。
プラッターアウタースピンドルケース ( At last! put Moter oil to outer Spindle case! ) ( Do NOT remove outer spindle case from chase if you were not expart. ) 最後にプラッターアウタースピンドルケースの注油です。
めんどくさいので、予備のケースで説明しますが、取り外すなんて絶対にやめましょう。
所有している予備のアウターケース
底面のネジ3本を、外したところ。 マイナスの1番手で、丁寧にネジを外してください。 このネジの換えはもう世の中にありません。
鉄製のふた、オイルシール、ナイロンの円盤の順に外れてきます。 このナイロンの円盤が傷ついている場合には、同じ厚さ、同じ径で ナイロン66の板から切り取ると良いでしょう。
オイルシールなのですが・・・・これは自分で工夫してください。 ダメなケースもありえます。これはまだ手に入るかもしれません。
内部を底面から上面方向に、やわらかめのティッシュなどで、中の グリースなどをふき取ります。
底面から見たアウタースピンドル
( outer Spindle Case from bottom. Put tissue from here through top. ) この底面からチリ紙を上面に向けて通すと、簡単に掃除できます。 内部のナイロン円盤、オイルシールを丁寧にチリ紙で、オイルやゴミを ふき取っておいてください。 初期型のアウタースピンドルは、スリーブもナイロン製です。 このナイロンのスリーブのクリアランスがきついために、昔からうまく動かない 初期型が散見されました。この障害は、新しいスピンドルケースで解消できます。 新しいスピンドルはスイスのトーレンスショップから入手できます。
アウタースピンドルと、スピンドルプレートの接触面もチリ紙できれいに しておきます。 ( Clean oil seal, Teflon cercle and bottom plate. )
 ( Put Teflon cercle back first. ) ナイロン盤を戻します。 
( Put oil seal back. ) (Fasten 3 screws as it were there. ) オイルシールを元に戻します。 標準プレートで元の状態に戻したところ。
なお、高剛性スピンドルプレートがあれば、 この標準のスピンドルプレート ( High stiffness, rigid Gun metal plate would be available. Contact me : maywind@windlab.net )
(厚さ1mmの鉄製、直径27mm)と交換します。 使用するネジは同じものを使用します。
 こうやってみると、純正はオモチャです。 ( Gun Metal 6mm thickness, TD124 High stiffness rigid Spindle Plate )
 横から見たところ。 高剛性スピンドルプレートを組込んだところ
高剛性スピンドルプレートは、砲金製(厚さ6mm 直径31mm)です。 音がしまり、変な残響音や、雑音が消えクリアーになります。 特に、ピアノのアタック音とパーカッションには、持って来いです。
( Percussion, Piano sounds clear than original one. )
つまり、今まで聞こえてこなかった音が聞こえます。
( You will hear what you lost by thin feeble 1mm iron plate by 6mm Gun Metal Spindle Plate. ) 要するに、TD124の唯一の欠点であった、あいまいさが無くなります。
なお、インナープラッターの位置が0.1mmほど上がります。 アウタープラッターのブレーキシューが効かなくなるケースがあります。 実用には関係ないです。 ( If you use Gun Metal Spindle Plate, the Platter will be elevated by 0.1mm. )

( Give oil to Platter Spindle. write a bold one line on spindle by SAE 20 or SAE 30 oil. ) ( After that, put spindle to spindle case swiftlly but carefully. ) 最後に、プラッタースピンドルに注油します。 トーレンス指定は、SAE20の無添加モーターオイルですが、個人的には SAE30あたりの方が良い様に思います。
もし、どうしたらよいかわからなければ、トーレンス純正のスピンドルオイル を使用してください。決して悪くないです。
注油の仕方なのですが、何滴かをスピンドルアウターケースの中に落とした後、 このスピンドルに太目の線が残るようにオイルを付けます。
それが垂れないうちに、静かにスピンドルアウターケースに入れてください。 最初は空気がバネになって、なかなか沈まないかもしれません。
これで基本的な注油は終わりです。 冬場は、これにスピンドルにスクワランオイルを3滴、モーター上部に1滴、 アイドラースピンドルと、フライホィールスピンドルに一滴ずつ落としてください。 なんとなくざわついてくる冬場では、S/N比が大幅に改善する場合があります。 ( If you have pure squalane oil, use 2 or 3 drops on Spindle, idler spindle and top of the moter. S/N would be better after you use squalane oil. ) これ以外の可動部分はクレ556を吹き付けるか、オイルを塗ってください。 特に、アイドラー保持機構(スピードコントロールを兼ねています)や、 スピードコントロール周りです。これは、クレ556を使用すると便利です。 オイルが固着している場合も、クレ556や、無添加のオイルで溶かして 吸い取ってからもう一度完全に整備してください。 |